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2023/03/06
めっきの種類とは①~溶融亜鉛めっき以外をまとめてみたよ~

みなさんこんにちは!

久々のコラム更新です!

 

今回のテーマは・・・

「めっきの種類について」です!(拍手)

めっきの種類はたくさんあるので、2回に分けてお届けしますっ!

営業Sは「加工手法」のひとつである「電気めっき」について調べてみたよ

それではいってみよう!!!

 

電気めっき」とは?

電気めっきという名前の通り電気を使ってめっきをつける技術です

電気エネルギーによって溶液中の金属イオンを還元し、素材に皮膜を作るという方法でめっきすることをいいます

金属や樹脂の素材には、銅・ニッケル・クロム・金などがあるんだね

 

みなさま「水の電気分解」という言葉に聞き覚えはありますか?

中学校の理科の授業で習ったことがあるかもしれませんね、中2?中3?覚えてません

 

めっきの種類とは①~溶融亜鉛めっき以外をまとめてみたよ~

引用:https://mondaistock.com/rika-mizubunkai/

 

上の図、見覚えありませんか? あっ、あるかも、あったと思うよ。

→ 溶液に電気を流す。つまり溶液中の電子を動かす。

→ 溶液中のイオンが無理やり電子を受け渡しさせられて、原子にもどる反応のこと!

 

水の電気分解は水に電気を流すと水素と酸素に分かれるという反応です

→この反応を応用したものが電気めっきなんですね

 

それでは電気めっきの原理についてみてみましょう

 

電気めっき」とは、めっきをされる金属が溶けた電解液(水の電気分解では「水」)と

めっきしたいものに電気を流して金属を付ける方法です

 

めっきの種類とは①~溶融亜鉛めっき以外をまとめてみたよ~

引用:https://www.shinkosya.co.jp/s/webinar/7?language=ja

 

両極間に直流電圧を与えることで金属が析出し、

めっき皮膜に変化することです。

 

続いてメリット・デメリットについて

~メリット~

・コストが安い

・色々な金属にめっきができる

・短時間でめっきができる

~デメリット~

・均一にめっきすることが難しいこと

・複雑な形状だと綺麗にめっきできない

 

身の回りには、電気めっきが使われているものがたくさんあります

自動車外装回路基板・電子部品食器衣類にも使われてるんですね

 

電気めっきは、メリット・デメリットはあるものの、

今やあらゆる産業を支え、なくてはならない基盤技術になっています

その原点は、金属の特性を薄膜の形で生かすという特徴にあるんです。

 

ここで選手交代です!広報Fです。

先ほどまでは、めっきの「加工手法」についてでしたが、

ここからは「めっきの種類」をお届けします。

金銀めっき、ニッケルめっき、クロムめっきをご紹介します。

 

・・・・・・

めっきと言えば、アクセサリーなどの金銀めっきを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

 

金銀めっきは、古代エジプト時代にさかのぼり・・・紀元前2000年以上前から使われている歴史ある技術・手法なのです。

日本では、1700年前・・・古墳時代には既に使われていたそうです。

中の人も調べていてびっくりしました。

 

日本人の大半が、人生で一度は行ったことがあるであろう、奈良 東大寺の大仏。(中の人も修学旅行で行きました。笑)

いまは緑のような銅色をしていますが、作られた当初は金色に輝く大仏だったのです。

大仏は、銅製です。その表面に金めっき加工をしていました。

 

現在では、先ほどお話しした電気めっき法がメインですが、

世界では電気も発見されていなく、日本でももちろん普及などしていない奈良時代にはめっき槽に漬ける手法はありませんでした。

その当時は、金を水銀に一度溶かしたものを大仏に塗布し、水銀を焼き飛ばすことによって金の皮膜を生成するアマルガム法を使用していました。

 

その中で、「めっき」という単語が生まれます。

「金が滅する」→「滅金」→「鍍金」

(途中を割愛しましたが、調べるともう少し細かく出てきます。)

 

金色にきらきら輝く、金銀めっき。

古代では、青銅でできた馬具類や、銅でできた装飾品などに金めっき加工を用いていたそうです。

 

時はめぐり、現代でも金銀めっきは装飾品や工業製品に使われています。

 

金銀めっきのメリットは・・・

イオン化傾向でいうと、金や銀はイオンになりにくい=錆びにくい、という特徴があります。

 

(引用元:https://pikuumedia.com/rika3-28/)

 

そのため、装飾品だけではなく、精密機器の部品などに多く使われています。

 

金銀めっきの工程は、以下の通りです。

当社がなじみ深い溶融亜鉛めっきの工程とは異なる点がたくさんあって大変興味深いですね。

金や銀めっきは、下地めっき工程が必ずあります。

下地にはニッケルなどを使うので、ニッケルの特徴は次回ご紹介していきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

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